Excel「#NUM!」の意味と
表示させない(非表示)方法

最終更新日:2017年2月8日

Excel「#NUM!」の意味と表示させない(非表示)方法

エクセルで「#NUM!」の意味は?その原因と、表示させない(非表示)、消す方法を解説します。

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「#NUM!」が表示される意味

「#NUM!」が表示される意味

エクセルで、セル内に表示される「#NUM!」の意味は、Excelからの「エラー」メッセージです。

NUMは英語の「NUMBER」の略で”数値”の意味で「数値がNG(ダメ)だよ」と教えてくれています。

#NUM!エラーの原因

#NUM!が表示され「数値がNGだよ」というその原因は、”数式”又は”関数に無効な数値が含まれている”どちらかの場合に#NUM!エラーが発生します。 以下に、3パターン例を挙げて説明します。

例1:指定できない値を引数に指定した。

#NUM!エラーの原因1

上図の場合、平方根(二乗根)を求める関数「SQRT関数」の引数(A1セル)に、マイナスの数値(-1)を指定しているので#NUM!エラーが発生しています。

SQRT関数の引数に指定できるのは「0」か「正の数」です。ところが、負の値を指定してしまった為、#NUM!エラーが発生しています。

もし負の数を指定するなら、先にABS関数を使い絶対値を求めるのが一般的です。(下記参照)

=SQRT(ABS(A1))


例2:エクセルが処理できる最大値を超えた。

#NUM!エラーの原因2

上図の場合、計算の答え(10の309乗)が、エクセルが扱える正の数を超えてしまった為、#NUM!エラーが発生しています。

エクセルには、計算の仕様と制限で、処理できる最大値が”9.99999999999999E+307”と決まっています。

ちなみにEは指数表記(Exponent)の意味で、上記の数を変換すると以下になります。

9.99999999999999E+307=9.99999999999999×10の307乗=約10の308乗

一般的な計算では、これだけ大きな数を扱うことはまずないと思いますが、エクセルが扱える数に限界があることを覚えておきましょう。


例3:エクセルが処理できる最小値を超えた。

#NUM!エラーの原因3

上図の場合、計算の答え(−10の309乗)が、エクセルが扱える負の数を超えてしまった為、#NUM!エラーが発生しています。

エクセルには、計算の仕様と制限で、処理できる最小値が”-9.99999999999999E+307”と決まっています。

負の数でも、エクセルが扱える数に限界があることを覚えておきましょう。


#NUM!エラーを表示させない(非表示にする)方法

古いエクセル(Excel97、2000、2002、2003)の場合

エクセル97、2000、2002、2003 #NUM!回避方法

古いエクセル(Excel97、Excel2000、Excel2002、Excel2003)で、#NUM!エラーを表示させない(非表示にする)方法を解説します。

この方法は最しいエクセル(Excel2007、Excel2010、Excel2013、Excel2016)でも使えます。

エラーを発生させている計算式に、IF関数と、ISERROR関数を組み合わせて、#VALUE!エラーを回避しています。 まずISERROR関数で計算式を評価し、その評価結果をIF関数で判断し、計算結果にエラーがあれば""(空白)を表示させる、計算結果にエラーがなければ計算結果を表示させてエラーを回避しています。

=IF(ISERROR(計算式),"",計算式)

ポイントは「計算式は2か所とも同じ式を入れる」ことです。

ちなみに「"」はダブルコーテーションです。【Shift】キー+【2】キーで入力できます。

エクセルで「"」を二つ並べて「""」とすると「空白」の意味を持ちます。並べたダブルコーテーションの間にスペースは不要です。


新しいエクセル(Excel2007、2010、2013、2016)の場合

Excel2007、2010、2013、2016 #NUM!回避方法

新しいエクセル(Excel2007、Excel2010、Excel2013、Excel2016)で、#NUM!エラーを表示させない(非表示にする)方法を解説します。

この方法は古いエクセル(Excel97、Excel2000、Excel2002、Excel2003)では使えません。 IFERROR関数は古いエクセルには搭載されていません。互換性をチェックしておくことが必要かもしれません。

エラーを発生させている計算式に、IFERROR関数ひとつのみで、#VALUE!エラーを回避しています。 IFERROR関数を使って計算式を評価し、計算結果にエラーがあれば""(空白)を表示させる、計算結果にエラーがなければ計算結果を表示させてエラーを回避しています。

=IFERROR(計算式,"")

古いエクセルと考え方は一緒ですが、新しいエクセルは、計算式がひとつでとてもシンプルに回避できます。考えるのも簡単で、入力時の打ち間違いなども起きにくいので、楽に作成できます。


互換性チェック

Excel2007、2010、2013 #NUM!回避方法

新しいエクセルであれば、以前のバージョンのエクセルでサポートされていない機能が、手持ちのシートやブックに含まれているかどうかの互換性をチェックできます。

これはこちらが新しいエクセルで作ったファイルを、先方の古いバージョンのエクセルしか持っていない場合方に渡す場合、先方が問題なく利用できるか事前にチェックできる機能です。

互換性チェックの方法は、[ファイル]>[情報]>[問題のチェック(ブックの検査)]>[互換性チェック]から確認できます。

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