Excel「#REF!」の意味と
表示させない(非表示)方法
約~分
(約文字)
2016-03-13 2018-05-08
【Excel】VLOOKUP関数でよく発生する”#REF!”の原因と対策を解説します。
エクセルのVLOOKUP関数等でよく発生することがある「#REF!」の意味はや、原因と、表示させない(非表示)消す方法を初心者さんに向けてわかりやすく・詳しく解説します。
また、エクセルで発生する”その他エラー”の解説記事へのリンクをページの最後に用意しましたので、どんなエラーあるかだけでもを知っておくと役立つので、一度参照してください。
1.「#REF!」が表示される意味
「#REF!」は、エクセルからの「エラー警告」です。”REF”とは英語の「References(リファレンス)」の略で「参照」という意味です。
2.「#REF!」エラーの原因
#REF!エラーは計算式が参照しているセルが無効なのが原因です。
よくあるのは、参照先のセルを削除してしまい、計算できなくなってしまった為、エラーが発生する場合です。
上図では、立方体の体積(=幅×高さ×奥行)を求めるのに必要な「奥行」データがあってD列を間違えて削除してしまったので、#REF!エラーが発生しました。
3.#REF!エラーを表示させない(非表示にする)
#REF!エラーを表示させない(非表示にする)ためには参照先を有効にすることです。具体的には以下の方法などが考えられます。
- (1)数式の引数である参照先(セル番地)を変更する。
- (2)参照先のセル番地に有効なデータを入力する。
上図では、立方体の体積の計算に必要な”奥行データ”を追加(セルC3)して、#REF!エラーを消しました。要は「(2)参照先のセル番地に有効なデータを入力する」の方法でエラーを回避したわけです。
4.滅多にないが互換性の問題でも「#REF!エラー」がおきる
ここで説明する#REF!エラーの発生は稀だと思いますが、Excelのバージョンの違いによる互換性の問題からも発生します。 Excel 2007以降はシートの最大行列数が増えたたことにより、Excel 2007以降のバージョンで作成したブックを、Excel 2007以前のバージョン開くとと、範囲外セルへの参照が発生し「#REF!」エラーのリスクがあります。
具体的には、Excel 2007以前は65,536行×256列だったのが、Excel 2007からは1,048,576行×16,384列に増えたことが原因です。 新しいエクセルでシートを目いっぱい使ったファイル(ブック)は、古いエクセルで開くとエラーが発生する場合があるという事に気を付けてください。
エクセルの行と列については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
5.エクセルで発生するその他のエラー
エクセルで発生するその他のエラーについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
【Excel】#N/Aの原因と対策
#N/A(ノットアプリケイブル)が表示される意味(原因)と、表示させない方法。
その他etc_01.html【Excel】####の原因と対策
####(シャープ)が表示される意味(原因)と、表示させない方法。
その他etc_02.html【Excel】#VALUE!の原因と対策
#VALUE!(バリュー)が表示される意味(原因)と、表示させない方法。
その他etc_03.html【Excel】#NUM!の原因と対策
#NUM!(ナンバー)が表示される意味(原因)と、表示させない方法。
その他etc_04.html【Excel】#DIV/0!の原因と対策
#DIV/0!(デバイドパーゼロ)が表示される意味(原因)と、表示させない方法。
その他etc_06.html【Excel】#NULL!の原因と対策
#NULL!が表示される意味(原因)と、表示させない方法。
その他etc_07.html【Excel】#NAME?の原因と対策
#NAME?が表示される意味(原因)と、表示させない方法。
その他etc_08.html
この記事は以上です。最後までご覧頂き、ありがとうございました。