【Excel】CUBEMEMBER関数-キューブのメンバーまたは組を求める-
約~分
(約文字)
2019-10-11
- Keyword
- Excel
- CUBEMEMBER関数
- キューブ
- メンバー
- 組
CUBEMEMBER関数とは
エクセルの「CUBEMEMBER関数(キューブ・メンバー)」はキューブのメンバーまたは組を返す関数です。
- ・キューブ内に「メンバー」or「組」の存在を確認
この様な場合に利用するのが「CUBEMEMBER関数」です。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=CUBEMEMBER(接続, メンバー式, [キャプション])
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
接続 | 必須 | キューブへの接続名を表す文字列を指定する |
メンバー式 | 必須 | キューブの一意のメンバーを表す多次元式(MDX)の文字列を指定する。セル範囲or配列定数として指定された組を指定できる。 |
[キャプション] | [省略可] | 定義されている場合、キューブのキャプションの代わりにセルに表示される文字列を指定する。組が返される場合、組の最後のメンバーのキャプションが使用される。 |
CUBEMEMBER関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・CUBEMEMBER関数を使用して評価する場合、すべてのデータを取得する前に、一時的にセル内に"#GETTING_DATA..."というメッセージが表示されます。
- ・CUBEMEMBER関数を他のCUBE関数の引数として使用する場合は、CUBEMEMBER関数のセルに表示される値ではなく、メンバーまたは組を識別するMDX式をそのCUBE関数で使用します。
- ・接続名がブックに格納されている有効なブック接続でない場合は、エラー値#NAME?が返されます。オンライン分析処理(OLAP)サーバーが実行されていない、利用できない、またはエラーメッセージを返す場合も、エラー値#NAME?が返されます。
- ・組内の少なくとも1つの要素が無効な場合、CUBEMEMBERによりエラー値#VALUE!が返されます。
- ・メンバー式が関数に渡すことができる引数の最大長である255文字を超える場合は、エラー値#VALUE!が返されます。255文字を超える文字列を使用するには、文字列をセル(最大長が32,767文字)に入力し、セル参照を引数として使用します。
- ・CUBEMEMBERにより次の場合にエラー値#N/Aが返されます。
- ・メンバー式の書式に誤りがある。
- ・MDX文字列で指定されたメンバーがキューブに存在しない。
- ・指定された値に共通部分がなく、組が無効である。(同一階層にある複数の要素を使用するときに発生する場合があります)
- ・セット内に他のメンバーと異なるディメンションを持つメンバーが少なくとも1つ含まれる。
- ・集計メンバーや名前付きセットなど、ピボットテーブル内のセッションベースのオブジェクトを参照すると、エラー値#N/Aが返されることがあります。これは、接続が共有されていて、そのピボットテーブルが削除された場合、またはピボットテーブルが数式に変換された場合です([オプション]タブの[ツール]で[OLAPツール]をクリックし、次に[数式に変換]をクリック)。
CUBEMEMBER関数の使用例
=CUBEMEMBER("受注額","[時間].[会計].[2019]")
=CUBEMEMBER($A$1,E$13)
=CUBEMEMBER("受注額",(C5, D7, E6),"2019 年の受注額")
=CUBEMEMBER("xlextdat8 FoodMart 2020 受注額","([製品].[部品],[リードタイム].[2019])")
=CUBEMEMBER($A$1,B$13:E$13)
関連する関数
- CUBEKPIMEMBER関数:主要業績評価指標(KPI)のプロパティを返し、KPI名をセルに表示する関数
- CUBEMEMBER関数:キューブのメンバーまたは組を返す関数
- CUBEMEMBERPROPERTY関数:キューブ内のメンバープロパティの値を返す関数を求める関数
- CUBERANKEDMEMBER関数:セット内のn番目の(ランクされている)メンバーを返す関数
- CUBESET関数:セット式をサーバー上のキューブに送信して、計算されたメンバーまたは組のセットを定義し返す関数
- CUBESETCOUNT関数:セット内のアイテムの数を返す関数
- CUBEVALUE関数:キューブの集計値を返す関数