【Excel】CUBERANKEDMEMBER関数-セット内でn番目にランクされているメンバーを求める-


(約文字)

2019-10-15

  • Keyword
  • Excel
  • CUBERANKEDMEMBER関数
  • ランク
  • メンバー

CUBERANKEDMEMBER関数とは

エクセルの「CUBERANKEDMEMBER関数(キューブ・ランクド・メンバー)」はセット内のn番目の(ランクされている)メンバーを返す関数です。

  • 成績上位5位までの生徒
  • 売り上げが一位の販売員

この様な場合に利用するのが「CUBERANKEDMEMBER関数」です。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=CUBERANKEDMEMBER(接続,セット式,ランク,[キャプション])

引数必要性内容
接続必須キューブへの接続名を表す文字列を指定します。
セット式必須セット式を表す文字列を指定します。CUBESET関数、または、CUBESET関数を格納するセルへの参照も指定できます。
ランク必須 返される1番上の値を指定する整数値を指定します。1の場合1番上の値が返されます。2の場合上から2番目の値が返されます。上位5番目までの値を返す場合は、CUBERANKEDMEMBER関数を5回使い、それぞれに1から5の異なるランクを指定する必要があります。
[キャプション][省略可] 定義されている場合、キューブのキャプションの代わりにセルに表示される文字列を指定します。

CUBERANKEDMEMBER関数の解説

  • ・CUBERANKEDMEMBER 関数を使用して評価する場合、すべてのデータを取得する前に、一時的にセル内に "#GETTING_DATA..." というメッセージが表示されます。
  • ・接続名がブックに格納されている有効なブック接続でない場合は、エラー値#NAME?が返されます。
  • ・オンライン分析処理 (OLAP) サーバーが実行されていない、利用できない、またはエラー メッセージを返す場合も、エラー値#NAME?が返されます。
  • ・セット式の書式に誤りがあるか、または、他のメンバーと異なるディメンションを持つメンバーが少なくとも1つ含まれる場合、エラー値#N/Aが返されます。
出典:Microsoft - Office サポート

CUBERANKEDMEMBER関数の使用例

= CUBERANKEDMEMBER("売上",$C$5,1,"上位の週")

=CUBERANKEDMEMBER("売上",CUBESET("売上","春","[2019].[3月]","[2019].[4月]","[2019].[5月]"),3,"最上位の月")

関連する関数

  • CUBEKPIMEMBER関数:主要業績評価指標(KPI)のプロパティを返し、KPI名をセルに表示する関数
  • CUBEMEMBER関数:キューブのメンバーまたは組を返す関数
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  • CUBERANKEDMEMBER関数:セット内のn番目の(ランクされている)メンバーを返す関数
  • CUBESET関数:セット式をサーバー上のキューブに送信して、計算されたメンバーまたは組のセットを定義し返す関数
  • CUBESETCOUNT関数:セット内のアイテムの数を返す関数
  • CUBEVALUE関数:キューブの集計値を返す関数