【Excel】PPMT関数-ローンや積立の元金を求める-


(約文字)

2020-05-15

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  • Excel
  • PPMT関数
  • ローン
  • 積立
  • 元金

PPMT関数とは

エクセルの「PPMT関数」はローンや積立の元金を返す関数です。

  • ・「定額支払い」「定期支払い」「一定利率」と仮定し、投資(ローンや積立)のある期間に支払った元金が知りたい。

この様な場合に利用するのが「PPMT関数」です。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=PPMT(利率,期,期間,現在価値,[将来価値],[支払期日])

重要:PPMT関数の引数の詳細については、PV関数を参照してください。

引数必要性内容
利率必須投資の利率を指定します。
必須元金支払額を求める期を1~期間の範囲で指定します。
期間必須投資期間全体での支払回数の合計を指定します。
現在価値必須将来行われる一連の支払いを、現時点で一括払いした場合の金額を指定します。
[将来価値][省略可]最後の支払いを行った後に残る現金を指定します。省略すると0と見なされます。
[支払期日][省略可]いつ支払いが行われるかを指定します(下表参照)。
支払期日支払いが行われる時期
0or省略各期の期末
1各期の期首

PPMT関数の解説

  • ・利率と期間を指定するときは、時間的な単位を一致させる必要があります。例えば年利12%の4年ローンを月払いで返済する場合、利率には12%/12ヶ月=1(%)を、期間には4年*12ヶ月=48(月)を指定します。また、これと同じ投資を年払いで返済する場合は、利率に12(%)、期間に4(年)を指定します。
出典:Microsoft - Office サポート

PPMT関数の使用例

データ説明
5%年利
3ローン期間(年)
\500,000借入額

上表のローンに対する、最初の月に支払われる元金を求めます。

=PPMT(A2/12,1,A3*12,A4)

=\-12,902

データ説明
8%年利
10ローン期間(年)
\20,00,000借入額

上表のローンに対する、10年目に支払われる元金を求めます。

=PPMT(A2,A3,10,A4)

=\-173,325

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