【Excel】RATE関数-投資の利率を求める-


(約文字)

2020-05-22

  • Keyword
  • Excel
  • RATE関数
  • 投資
  • 利率

RATE関数とは

エクセルの「RATE関数」は一定期間の投資(ローンや積立)の利率(年利や月利)を返す関数です。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=RATE(期間,定期支払額,現在価値,[将来価値],[支払期日],[推定値])

注:期間、定期支払額、現在価値、将来価値、支払期日の詳細はPV関数を参照してください。

引数必要性内容
期間必須投資期間全体での支払回数の合計を指定します。
定期支払額必須支払いは各期に行われ、投資期間中に変更できません。通常、定期支払額は元金と利息が含まれますが、その他の手数料や税金は含まれません。省略した場合は引数”将来価値”を指定する必要があります。
現在価値必須将来の支払いを、一括払いした場合の合計金額を指定します。
[将来価値][省略可]最後の支払い後の残金を指定します。省略すると0と見なされます(例えば、ローンの将来価値は0です)。省略した場合は引数”定期支払額”を指定する必要があります。
[支払期日][省略可]いつ支払いが行われるかを下表に従って0or1で指定します。
[推定値][省略可]およその利率を値で指定します。省略すると10%と見なされます。計算が収束しない場合はこの値を変えてください。通常0~1(0%~100%)を指定すると計算が収束します。
支払期日支払いが行われる時期
0or省略各期の期末
1各期の期首

RATE関数の解説

  • ・推定値と期間を指定するときは、時間の単位を一致させる必要があります。例えば、年利12%の4年ローンを月払いで返済する場合、推定値は12%÷12ヶ月=1(%)を、期間には4年×12ヶ月=48(月)を指定します。また、これと同じローンを年払いで返済する場合は、推定値に12(%)、期間に4(年)を指定します。
  • ・反復計算で値を求めていますが、収束値が0.0000001以下にならない場合は、エラー値#NUM!が返されます。
出典:Microsoft - Office サポート

RATE関数の使用例

データ説明
5返済期間(年)
-20,000毎月の支払額
1,000,000借入額

上のデータに対する、ローンの月利を求めます。

=RATE(A2*12, A3, A4)

=0.618%

上のデータに対する、ローンの年利を求めます。

=RATE(A2*12,A3,A4)*12

=7.420%

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