初級

【Excel】
足し算(加算)の仕方


(約文字)

2009-05-09 2019-06-04

  • Keyword
  • Excel
  • 足し算
  • 仕方
足し算の仕方。離れたセルの合計もこの数式で簡単に解決。

足し算の仕方。離れたセルの合計も、この数式で簡単に解決。

この記事では、エクセルで足し算の仕方について解説します。

私もそうでしたがエクセルの習い始めたころは”紙”と”ペン”があれば小学生でも簡単に出来る足し算が、エクセル上では「足し算の数式が解らない...」「足し算で使う記号はどれだっけ?」と悩みがちです。

そこで、この記事ではエクセルでの足し算の仕方の【基礎編】として、「足し算の記号」「記号の入力」「足し算の計算式」を解説します。ここまで読んで頂ければ、足し算の仕方の基礎が理解できるはずです。

更に、最後まで読んで頂ければ、【応用編】として「離れた場所の値の足し算」「別シートの値の足し算」「沢山の値を足し算する方法」と足し算の応用まで、幅広く身に付けられると思います。

1.【基礎編】エクセルの足し算で使う記号

エクセルで足し算(加算)に使う記号(正式には”演算式”と言います)は、「+(プラス記号)」(半角文字)です。 セルに入ったデータ(数値、関数の結果)や、+(プラス記号)の前後へ値を指定した足し算が出来ます。

足し算で使う記号

但し、この+(プラス記号)では、文字列どおしの連結はできません。文字をつなげたい場合は、&(アンド記号)を使います。

複数のセルに入ったデータの合計が出したい場合は、以下の「【参考】エクセルで沢山の値を足し算するなら関数を使う」を参照してください。

2.【基礎編】足し算で使う記号の入力方法

この「+」記号は、キーボードから以下を入力します。

(半角英数モードで)【Shift】+【れ】

足し算の記号「+」を入力する方法

※画像引用元:www.sharots.com

もし日本語モードで全角の「+」を入力した場合には、変換が確定する前にキーボード上部にある【F10】を1回押すと全角文字の「+」が半角文字の「+」に変換できます。

ちなみに、エクセルはとても賢いので全角で入力しても自動で半角に変換してくれます。

3.【基礎編】エクセルで足し算の仕方

A2セルとB2セルの値を足し算し、計算結果を求めたい場合は、答えを表示させたいセルに以下の式を入力します。

=A2+B2 又は =B2+A2

(全ての文字は半角英数で入力してください)

今後、変わらない値を足す方法

今後、変更される予定がない固定された値(今回は”10”とする)を足す場合は、答えを表示させたいセルに以下の式を入力します。

=10+C3 又は C3+10

(但し、この方法は私の経験上おすすめできません。理由は固定値が見えなくなり後から編集や変更などで苦労するからです。このような場合は固定値が見えるように他のセルに入力しておいて数式からそのセルを参照する様にしてください。)

4.【応用編】離れた場所にある値の足し算も簡単

トビトビに離れたセルでも、簡単に足し算ができます。

=A1+B3+C5

この様に、合計したいセル番地を”+”(プラス記号)で繋げていけば、どんなに離れていても、対象のセルがいくつあっても足し算することが可能です。

但し、計算式には文字数に制限があるので、無限に長い指定はできませんが、十分長い指定は可能なので実際には問題ありません。

5.【応用編】別シートにある値の足し算

別のワークシートにあるセルの内容を足し算することも簡単です。

=Sheet1!A1+Sheet2!C3+Sheet3!E5+Sheet4!G7

この様に、合計したいシート名とセル番地を”!”(通称ビックリマーク(エクスクラメーション記号))で繋げて、更に足し算の演算子である”+”(プラス記号)で繋げていけば、別シートの値も合計が可能です。

!(ビックリマーク)は、キーボードから以下の方法で入力できます。

【Shift】+【1】

6.【参考】エクセルで列や行の範囲の足し算にはSUM関数を使う

また「SUM関数」はある縦や横に並んだ範囲のセル(複数セル)の合計を計算する場合に便利です。

SUM関数の引数(カッコ内)には、個別のセルを指定することもできますし、連続したセルを指定することも可能です。個別セルは

=SUM(A1,B2,C3)

の様に「,」(カンマ記号)で区切ります。この例の場合、A1とB2とC3セルの合計が計算されます。連続セルは

=SUM(A1:C10)

の様に「:」(コロン記号)で連結します。この例の場合、A1~A10とB1~B10とC1~C10セルの範囲の合計が計算されます。

7.【参考】ついでに覚えたいエクセルの四則演算

エクセルの他の四則演算については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

まとめ

このページでは、エクセルの「足し算の仕方」について、以下を解説してきました。

  • ・足し算の記号は半角の”+”記号を使う
  • ・足し算の記号はキーボードから”【Shift】+【れ】”で入力できる
  • ・足し算の仕方は”=A2+B2”又は”=B2+A2”と指定する
  • ・離れた場所の値の足し算は”=A1+B3+C5”と指定する
  • ・別シートの足し算は”=Sheet1!A1+Sheet2!C3”とシート名!セル番地と指定する
  • ・沢山ある連続したセルの値を足し算するなら”SUM関数”が便利

これらに関して、ご理解いただけましたでしょうか?

次は、あなたが実際にエクセル上で実際に作業してみて下さい。 自分の手を動かすことがパソコンのスキル向上の近道です。

この記事は以上です。