【Excel】CHISQ.INV.RT関数-カイ2乗(χ2)分布の右側確率の逆関数の値(逆数)を返す関数-


(約文字)

2021-03-18

  • Keyword
  • Excel
  • CHISQ.INV.RT関数
  • カイ2乗分布
  • 右側確率
  • 逆関数
  • 逆数

CHISQ.INV.RT関数とは

エクセルの「CHISQ.INV.RT関数」はカイ2乗(χ2)分布の右側確率の逆関数の値(逆数)を返す関数を返す関数です。

確率=CHISQ.DIST.RT(x,...) であるとき、CHISQ.INV.RT(確率,...) = xの関係が成立します。

CHISQ.INV.RT関数は、「実測値」と「期待値」を比較し、仮説の妥当性を検定する場合に使います。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010

=CHISQ.INV.RT(確率,自由度)

引数必要性内容
確率必須カイ2乗(χ2)分布における確率を指定します。
自由度必須自由度を表す数値を指定します。

CHISQ.INV.RT関数の解説

  • ・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
  • ・確率<0、または確率>1 である場合、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・自由度に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
  • ・自由度<1 の場合、エラー値#NUM!が返されます。
出典:Microsoft - Office サポート

確率の値が指定されると、CHISQ.DIST.RT(x, 自由度) = 確率となるような値がシークされます。 したがって、CHISQ.INV.RT関数の精度はCHISQ.DIST.RT関数の精度に依存します。 CHISQ.INV.RT関数では、反復計算の手法が利用され、64回反復計算を繰り返しても計算結果が収束しない場合は、エラー値#N/Aが返されます。

CHISQ.INV.RT関数の使用例

データ説明
0.050001χ2分布に伴う確率
10自由度

カイ2乗分布の片側確率の逆数を求めます。

=CHISQ.INV.RT(A2,A3)

=18.306973

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