【Excel】CHITEST関数-カイ2乗(χ2)検定を行う-


(約文字)

2019-08-02

  • Keyword
  • Excel
  • CHITEST関数
  • カイ2乗
  • 実測値
  • 期待値
  • 優位水準

CHITEST関数とは

エクセルの「CHITEST関数(カイ・テスト:Chi Test)」はカイ2乗(χ2)検定を行う関数です。

簡単に言えば、「結果が偶然かどうかを判定(検定)する」関数です。

  • ・WEBのアクセス改善でA/Bテストを行い、Aパターンの方が良い結果が出たが、偶然の結果かどうかを知りたい。
  • ・関東と関西で血液型の分布を調査した。分布の違いがあるといえるかを調べる。
  • ・サイコロを振って出た目の度数を調べた。正常なサイコロか、細工がしてあるサイコロかを判定する。

この様な場合に利用するのが「CHITEST関数」です。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010
  • 2007

=CHITEST(実測値範囲,期待値範囲)

引数要否内容
実測値範囲必須実測値が入力されているデータ範囲を指定します。
期待値範囲 必須期待値が入力されているデータ範囲を指定します。

実測値と期待値は、行方向の値の合計(行数)と列方向の値の合計(列数)がそれぞれ等しくなっている必要があります。

一般的には、求められた値が5%未満であれば「偶然とは言えない=必然の結果と言える」と結論が導き出せます。この5%のことを優位水準と言います。

ポイント

カイ 2 乗 (χ2) 検定を行います。 CHITEST は、統計と適切な自由度に対するカイ 2 乗 (χ2) 分布の値を返します。 χ2 検定を使用して、仮説による結果が実験によって検証されるかどうかを判断できます。

出典:Microsoft - Office サポート

CHITEST関数の解説

  • ・実測値範囲と期待値範囲に含まれるデータの個数が異なる場合、エラー値 #N/A が返されます。
  • ・CHITEST の使用は、Eij があまり小さくない場合に最も適しています。 一部の統計学者によれば、各 Eij に 5 以上の値を指定する必要があります。
出典:Microsoft - Office サポート

CHITEST関数の使用例

WEBサイトのアクセスを改善する為にA/Bテストを行った。

【Excel】WEBサイトのアクセスを改善する為にA/Bテストを行いCHITEST関数を使って結果が偶然かどうかを判定(検定)したい。

説明に使ったエクセルファイルです。

実測値

実測値(セルB2:C3)は以下だった。

  • 【Aパターン】クリックしなかった1251、クリックした198、合計1449、クリック率13.66%
  • 【Bパターン】クリックしなかった1187、クリックした249、合計1436、クリック率17.34%

Bパターンの方がクリック率が良い結果が出た。

この結果は偶然なのかどうかを判定(検定)したい。

期待値

実測値から期待値(セルB8:C9)を計算すると以下だった。

  • 【Aパターン】クリックしなかった1224、クリックした225
  • 【Bパターン】クリックしなかった1214、クリックした222

判定(検定)

これをCHITEST関数に当てはめ判定(検定)してみると

=CHITEST(B2:C3,B8:C9)

となり、答えは0.64%と求められた。

結論

一般的に検定結果は5%未満であれば偶然性は低いと考えられる。

今回の判定(検定)結果は0.64%と5%に比べて十分に低い値であり、偶然性は低いと考えられる。

よってクリック率が高かったBパターンを採用するのが妥当と考える。

注意事項

重要: この関数は、より精度が高く、その使い方をより適切に表す名前を持つ、新しい 1 つ以上の関数で置き換えられました。 この関数は下位互換性のために引き続き利用可能ですが、Excel の将来のバージョンでは利用できなくなる可能性があるため、今後は新しい関数を使用することを検討してください。

出典:Microsoft - Office サポート

より新しい「CHISQ.TEST関数」の利用を推奨します。

関連する関数