【Excel】F.INV関数-F分布の確率関数の逆関数の値を返す関数-
約~分
(約文字)
2021-05-17
- Keyword
- Excel
- F.INV関数
- F分布
- 確率関数
- 逆関数
F.INV関数とは
エクセルの「F.INV関数」はF分布の確率関数の逆関数の値を返す関数です。
確率=F.DIST(X,...)であるとき、F.INV(確率,...)=Xの関係が成り立ちます。F確率分布は、2組のデータのばらつきを比較するF検定で使用されます。例えば、アメリカと日本の労働者の年収を比較し、両国で年収分布に類似性があるかを分析できます。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
=F.INV(確率,自由度1,自由度2)
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
確率 | 必須 | F累積分布における確率を指定します。 |
自由度1 | 必須 | 自由度の分子を指定します。 |
自由度2 | 必須 | 自由度の分母を指定します。 |
F.INV関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・引数に数値以外の値を指定すると、エラー値 #VALUE! が返されます。
- ・確率 < 0、または確率 > 1 である場合、エラー値 #NUM! が返されます。
- ・自由度 1 または自由度 2 に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
- ・自由度 1 < 1 または自由度 2 < 1 の場合、エラー値 #NUM! が返されます。
F.INV関数の使用例
データ | 説明 |
---|---|
0.01 | F累積分布における確率 |
6 | 自由度の分子 |
4 | 自由度の分母 |
上のデータに対応するF分布の確率関数の逆関数の値を求めます。
=F.INV(A2,A3,A4)
=0.10930991
関連する関数
- FDIST関数:F分布の確率関数の値を返す関数
- F.DIST関数:F分布の確率関数の値を返す関数
- F.DIST.RT関数:F分布の確率関数の値を返す関数
- FINV関数:F分布の確率関数の逆関数の値を返す関数
- F.INV関数:F分布の確率関数の逆関数の値を返す関数
- F.INV.RT関数:F分布の確率関数の逆関数の値を返す関数