【Excel】WORKDAY関数-開始日から稼動日数だけ前or後の日付のシリアル値を求める-
約3~4分
(約1400文字)
2019-12-10
- Keyword
- Excel
- WORKDAY関数
- 開始日
- 稼動日数
- 前の日付
- 後の日付
- シリアル値
WORKDAY関数とは
エクセルの「WORKDAY関数(ワーク・デイ)」は開始日から稼動日数だけ前or後の日付のシリアル値を返す関数です。
開始日から起算し指定された稼動日数だけ前or後の日付に対応するシリアル値を返します。稼動日は、土曜・日曜・指定された祝日を除く日です。納品書の支払日、発送日、作業日数などの計算時に、週末や祝日を除くことが簡単です。
週末がどの曜日で何日間あるかを示すパラメーターを使用し、開始日から起算して指定した稼働日数だけ前or後の日付に対応するシリアル値を計算する場合は、WORKDAY.INTL関数を使用するのがオススメです。
構文と引数
- 365
- 2019
- 2016
- 2013
- 2010
- 2007
=WORKDAY(開始日,日数,[祝日])
引数 | 必要性 | 内容 |
---|---|---|
開始日 | 必須 | 起算日を表す日付を指定します。 |
日数 | 必須 | 開始日から起算して、週末や祭日を除く週日の日数を指定します。日数に正の数を指定すると起算日より後の日付となり、負の数を指定すると起算日より前の日付となります。 |
[祝日] | [省略可] | 国民の祝日や長期休暇など、稼働日数の計算から除外する日付のリストを指定します。日付を含む一連のセルか、日付を示すシリアル値の配列定数を指定できます。 |
ポイント:日付はDATE関数を使うか、他の数式or他の関数の結果として指定します。例えば2019年12月10日を指定する場合は、DATE(2019,12,10) とします。日付を文字列として入力した場合、エラーが発生することがあります。
WORKDAY関数の解説
出典:Microsoft - Office サポート
- ・Excel では日付を連続したシリアル値として計算が行われます。既定では、1900年1月1日がシリアル値1として保存され、2019年12月10日は1900年1月1日から43809日後に当たるので、シリアル値は43809になります。(これはDATEVALUE("2019-12-10"))で計算できます。
- ・引数に無効な日付を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
- ・開始日と日数との和が無効な日付である場合は、エラー値#NUM!が返されます。
- ・日数に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられます。
関連する関数
- DATE関数:指定された日付に対応するシリアル値を求める
- EDATE関数:開始日から起算し指定月数だけ前or後の日付に対応するシリアル値を求める
- EOMONTH関数:開始日から起算し指定月数だけ前or後の月の最終日に対応するシリアル値を求める
- NOW関数:現在の日付と時刻に対応するシリアル値を求める
- TIME関数:指定した時刻に対応するシリアル値を求める
- TODAY関数:現在の日付に対応するシリアル値を求める
- WORKDAY関数:開始日から起算して、指定した稼動日数だけ前or後の日付に対応するシリアル値を求める
- WORKDAY.INTL関数:週末の曜日と日数を示し、開始日から起算して、指定した稼動日数だけ前or後の日付に対応するシリアル値を求める