【Excel】NORM.DIST関数-正規分布関数の値を返す関数-


(約文字)

2021-12-06

  • Keyword
  • Excel
  • NORM.DIST関数
  • 正規分布
  • 累積分布関数

NORM.DIST関数とは

エクセルの「NORM.DIST関数」は正規分布関数の値を返す関数です。

指定した平均と標準偏差に対する正規分布関数の値を返します。この関数は、仮説検定をはじめとする統計学の幅広い分野に応用できます。

構文と引数

  • 365
  • 2019
  • 2016
  • 2013
  • 2010

=NORM.DIST(x,平均,標準偏差,関数形式)

引数必要性内容
x必須関数に代入する値を指定します。
平均必須対象となる分布の算術平均(相加平均)を指定します。
標準偏差必須対象となる分布の標準偏差を指定します。
関数形式必須計算に使用する関数形式を論理値で指定します。TRUEを指定した場合は累積分布関数を返します。FALSEを指定した場合は確率密度関数を返します。

NORM.DIST関数の解説

  • ・平均と標準偏差に数値以外の値を指定すると、エラー値#VALUE!が返されます。
  • ・標準偏差が<=0である場合、エラー値#NUM!が返されます。
  • ・平均=0、標準偏差=1、かつ関数形式=TRUEである場合、標準正規分布関数 (NORM.S.DIST関数) の値が計算されます。
  • ・関数形式がTRUEの場合、負の無限大からxまでの累積確率の値が返されます。
出典:Microsoft - Office サポート

NORM.DIST関数の使用例

データ説明
42代入する値
40分布の算術平均(相加平均)
1.5分布の標準偏差

上のデータに対する正規分布関数の値を求めます。

=NORM.DIST(A2,A3,A4,TRUE)

=0.9087888

上のデータに対する確率密度関数の値を求めます。

=NORM.DIST(A2,A3,A4,FALSE)

=0.10934

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